第28回 卒業証書授与式

本日、本校の28回目の卒業証書授与式を行いました。昨日の午後から雨が降り、天候を心配していましたが、少々曇ってはいるものの穏やかな天候のうちに式を進めることができました。町教育委員会から 小 川 晋 教育長、本校PTA会長 江 畑 忠 様に参列いただくとともに祝辞を賜りました。また、4年ぶりに区長会長さんをはじめ、多くの地域の有志の方々にも、来賓として共に6年生の門出を祝っていただきました。

思い起こせば、この6年生は新型コロナ感染症による行事等の自粛から復興していく原動力になったリーダーです。町体育大会、舟見七夕まつりでの鼓笛隊パレード、保護者参加による運動会、宿泊学習、スキー学習会等々、新たな行事の在り方を先生方と一緒に手探りで作り上げてきました。

行事の一つ一つに感染予防との苦労と葛藤があり、思い出深い卒業生です。

6年生は、4月から中学生になりますが、ひばり野小学校で培ったチャレンジ精神、問題解決力、そして持ち前の明るさで、有意義な中学校生活を過ごしてほしいものです。

 

卒業記念品授与式

本日、卒業する6年生に記念品をお渡ししました。
学校からは、中学生として時間を大切にするための
「カラーチェンジクロック」を

PTAからは、「卒業証書ホルダー」
を 江 畑  忠PTA会長さんからお渡ししました。

 

入善ジャンボ西瓜「さん俵」づくり

2月24日(金)入善町特産の「入善ジャンボ西瓜」を包む「さん俵(だわら)」作りに、ひばりっ子たちが挑戦しました。「さん俵」とは、藁(わら)を「だ円形」に編んだ保護具のことです。出荷の時に西瓜を傷つけず、持ち運びがしやすいように使われ、見栄えも豪華になります。入善ジャンボ西瓜生産組合長の高見薫さんをはじめ入善ジャンボ西瓜を生産しておられる農家の方々4名から手ほどきを受け、5・6年生がさん俵を作りました。
まずは「どこでもさん俵」という編み台にわらを十字にセットし、わらをだ円形に編み上げていきます。 1つ編み上げるのにかかる時間はおよそ15分。最後に、はみ出た藁をらをハサミで切ったら美しい「さん俵」が完成します。

子供たちは、
「初めて作ったわりには、まぁまぁ上手かなと思いました」
「こういう苦労をしているんだなと思いました」
高見さんは、
「西瓜もさん俵も町の文化だと思っていますから、文化を伝えたい。そしてそれが継承につながれば良いと思う。」と話しておられました。
子どもたちが編んだ「さん俵」が、入善ジャンボ西瓜の出荷時に使われ、商品の一部になるといいですね。

6年生を送る会

2月17日(金)「6年生を送る会」が行われました。保護者や地域の方々にも、子供たちの活躍する姿を見ていただきました。5年生が中心となって、何日も前から、テーマ「勇気のつばさで未来にはばたけ6年生」を掲げ、お世話になった6年生に感謝の気持ちを込めて、みんなの思い出に残る集会の準備を進めてきました。

6年生入場では、1・2年生に手を引かれ、6年生がそれぞれ一緒に入場しました。決めポーズで撮影タイム。

始めの言葉の後、1・2年生の劇「ともだちや」です。6人の子供たちが動物になりきり、友達の大切さを見事に演じました。「カルタ」、「縄跳び」、「クイズ」、「演奏」等、盛りだくさんの内容でした。何よりも1・2年生の可愛さが爆発していました。

次は、3・4年生の劇「逃走中~ ザ・ヒバリノ・スペシャル~」です。ハンターから逃走する中で、6年生に「玉入れ」や「クイズ」へ参加してもらいました。ハンター役のサングラス姿や逃走者役の姿も本物さながらでした。体育館を走り回り、追いかけ、逃走するスピード感あふれる劇でした。

いよいよ5年生の劇「ひばり野新喜劇」です。よしもと新喜劇の音楽に合わせ、学校生活で見られる場面を面白おかしく、笑いあふれる劇に仕上げました。役者揃いの5年生。セリフの大きさ、言い回し、タイミング、ボケ等、さすがのクオリティの高さで感心しました。

休憩をはさんで、次は先生方からのメッセージです。「お絵描きしりとり」を先生代表3名と6年生代表3名の計6名で、しりとりの言葉を絵で表しました。「イカ」→「貝」→「いか」→「亀」→「メスシリンダー」→「ダイアモンド」と見事にしりとりがつながりました。その後、先生方だけで歌「翼をください」をカスタネットの演奏で6年生に贈りました。

6年生からもお返しの劇「6th grade and Gon fox」がありました。国語科の教科書「ごんぎつね」のお話が、悲しいと感じた女の子が、物語の中に入り込み、「ごん」を猟師の「兵十」から守る想定のお話を演じました。練習期間をなかなか取れない中、6年生らしく、ひばりっ子に「優しさ」や「思いやり」を引き継いでほしいとの願いにあふれた劇でした。

全校合唱では、校長が6年生に贈りたいと願った「たんぽぽ」を歌いました。歌詞のスライドには、6年生の1年生からの成長のアルバムが流れました。思わず涙があふれ、歌えなくなる人までいました。(校長です。)

いよいよ送る会もフィナーレです。1~5年生、先生方でアーチを作り、そのアーチをくぐって6年生が退場しました。

人数は少ないけど、心が熱くなる「送る会」でした。見ていただいた地域の方から「心が洗われた」との温かいお言葉を頂きました。頑張った子供たちと、それを指導した先生方に拍手です。

富山県善意銀行・富山県親切運動本部顕彰状伝達式

2月17日(金)の「6年生を送る会」の前に「富山県善意銀行・富山県親切運動本部顕彰状」の伝達式を開催しました。

この顕彰は富山県善意銀行が中心となり、昭和40年に富山県親切運動本部が結成され、「明るい社会づくり」に多大な貢献のあった善行者に対して、深い思いやりの心と行いをたたえ、感謝の真心を顕彰状を贈呈し伝えるものです。

本校は、今年度、親切運動を進める協力校として、富山県親切運動本部から委嘱されています。親切運動の取組としては、①さわやかあいさつ運動②花いっぱい運動③ペットボトルキャップの回収運動④思いやり登校等があります。この取組が認められ、顕彰状を頂きました。

個人の部として、6年生の澤井 楓さんが「友達や下学年の子供に対して、いつも思いやりのある行動をとることができ、明るく活発で、さまざまな活動に率先して取り組んでいる。」ことが評価され、善行児童として顕彰状を受賞されました。

また、一般の部門の個人表彰として、舟見地区の子供たちと一緒に毎朝歩きながら、交通安全や有害鳥獣からの安全確保にご尽力いただいている高邑欣市さんを学校から推薦いたしました。
高邑さんは、日頃から「子供たちに元気をもらっとるちゃ。」と笑顔で話しておられます。また、日頃から子供たちの表情に詳しく、「なんかあったんかね?元気が無いがよ。」と教えてくださいます。学校としては、本当に助かっています。高邑さん、お体にご留意され、これからも出来る範囲でよいので、よろしくお願いします。